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執筆者の写真買取大吉 兵庫駅前店

アメジストにはどんな種類があるの?

アメジストは2月の誕生石としても有名で、宝石言葉は『誠実』『心の平和』です。ギリシャ神話でもアメジストが登場しており、かなり古くから人々に愛されている宝石です。ここではアメジストの種類やお手入れ方法など、アメジストについてご紹介いたします。



目次

  • アメジストって?

  • アメジストの歴史

  • アメジストのお手入れ方法

  • アメジストの種類

  • アメジストの産地の特徴

  • アメジストの質

  • アメジストの真贋方法

  • パワーストーンとしてのアメジスト

  • まとめ

アメジストって?

アメジストの和名は紫水晶です。鉱物学的な特徴としては、モース硬度は7で、身近なもので比べると、永久歯のエナメル質よりかは硬く、鋼鉄のやすりよりかは柔らかい、といった硬度です。加熱すると黄色に変色して、シトリンとなります。

また、2月の誕生石としても有名で、宝石言葉は『誠実』『心の平和』です。ギリシャ神話でもアメジストが登場しており、かなり古くから人々に愛されている宝石です。現在の主な産出国はブラジルとウルグアイで、ウルグアイ産は高品質なアメジストが採れることで有名です。

アメジストの歴史

アメジストの歴史は古く、紀元前の古代ギリシャの王であるアレキサンダー大王の時代に始まったとされています。旧約聖書や新約聖書にもアメジストの記載があるほどです。また、紀元前3000年頃の古代エジプト、3代目ファラオのジェルのお墓からアメジストのブレスレットも見つかっております。日本でも古来からアメジストは愛されており、紫色は最も気高い色とされ、宗教的な儀式でとても大切にされている色です。また聖徳太子が定めた冠位十二階では最高位の色として崇められてもいました。

アメジストの名前の由来は古代ギリシャ神話に出ております。ワインの神様『ディオニュソス』が酔っ払って、最初に通りかかった人間をピューマに襲わせようと考えました。そこを通りがかろうとしたのが、月の女神アルテミスに使える美少女の化身『アメジスト』でした。そして、ピューマに襲われそうになったアメジストを守る為、アルテミスが水晶に変化させました。酔いからさめたディオニュソスは反省して、アメジストが変化した水晶を見て美しさに呆然となりました。

その後、水晶に葡萄酒を注ぐと、透き通った水晶がきれいな紫色に変化して、美しい紫水晶『アメジスト』が生まれました。というのが、名前の由来となっております。

アメジストのお手入れ方法

アメジストのお手入れは特に難しいものではございません。柔らかい布で表面を拭いてあげてください。それで汚れが取れない場合は、筆や柔らか目の歯ブラシで磨いてください。最後に水分をしっかりと拭いで、水跡が残らないようにしてください。お手入れ方法は簡単ですが、アメジストには注意点がございます。アメジストは日光に弱く、退色してしまう性質がございます。

日光に当たったらすぐに退色するというわけではございませんが、当て続けていると退色してしまいますので、使わずに保管するときは、日光に当たらない場所に保管してください。ちなみに、退色すると元に戻すことは出来ませんので、ご注意ください。

アメジストの種類

通常アメジストというと、紫色を思い浮かべますが、紫色以外のアメジストも存在しております。そちらをご紹介していきます。

 

■アメジスト

深い紫色をしております。紫色が濃い方が価値が高くなります。

 

■ラベンダーアメジスト

通常のアメジストより紫色が淡いのが特徴です。アメジストより安価で手に入れることが可能です。

 

■ピンクアメジスト

とても珍しいアメジストです。ピンクと呼ばれておりますが、明るめのピンクがかった紫色をしております。

 

■グリーンアメジスト

別名がプラシオライトです。天然のグリーンアメジストはかなり希少なものとなります。現在もグリーンアメジストは流通しておりますが、そのほとんどが加工されたものです。

アメジストの産地の特徴

どこで採れるかによって、土地の特徴がアメジストにも反映されます。主な産出国のブラジルとウルグアイとザンビアで、どういった特徴があるのかご紹介していきます。

 

■ブラジル産

現在の市場に出回っている多くがブラジル産です。ブラジル産のアメジストの特徴は、全体的に黒っぽくなりやすいです。この原因は、内部に黒い斑点が入り込んでいるからです。他の宝石はこういったインクルージョン(内包物)があると価値が下がるのですが、アメジストの場合は、黒い斑点の入り方によっては価値が上がることもございます。(黒い斑点が入っているから価値が全て上がる、というわけではございません)

 

■ウルグアイ産

ウルグアイ産のアメジストの特徴は深くて濃い紫色をしています。ウルグアイ産のアメジストは大きな結晶の採掘が少なく、小さめのアメジストが多いのも特徴です。

 

■ザンビア産

ザンビア産のアメジストは濃い紫色をしているのが特徴です。ですが、内包物や色溜まりがあるものも多いので、ムラのあるアメジストも少なくありません。

アメジストの質

アメジストはどういったものが高品質と言われているのか、をご紹介いたします。最重要であるのが色です。色味で良いとされているのが、カラーゾーニング(色ムラ)が無く、強い赤みを帯びた紫色~紫色です。石の明るさを損なわない限りであれば、強くて鮮明な赤味のある紫色が良いとされています。逆に色が濃すぎるのはマイナスな点になってしまいます。

クラリティ(内包物のあるなし)に関しては、基本的には肉眼で見て内包物がない状態のものが良しとされています。基本的にはアメジストの質は色とクラリティがメインになって決まります。他にカットやカラット数の評価対象になるものですが、比較的大きなものが採掘されやすい石ですので、大きくなっても急激な価格上昇がないです。

アメジストの真贋方法

アメジストに似せたプラスチックの偽物も存在しております。真贋方法はいたってシンプルで、アメジストを氷水に浸けてください。少し経ってから取り出して、アメジストを触ってみてください。本物なら石独特の冷たさや質感が感じられます。

パワーストーンとしてのアメジスト

アメジストはパワーストーンとしても愛されている宝石です。アメジストは、邪気を払い、厄を落とす、という意味を持ちます。具体的には不安を解消して、新しい力に変えてくれます。環境改善、恋愛や仕事の願望達成へと導くパワーストーンです。また、ヨーロッパでは『素敵な恋人を招き寄せてくれる石』とも言われており、

その一方で『高まり過ぎた熱情を穏やかにさます力』があると言い伝えられています。このような力があるとされているところからも、恋愛成就をサポートしてくれる石として、好まれております。あと、インスピレーションを高めてくれるとともに直観力も高める力があるとも言われていて、創造性を高めたいときはアクセサリーとして身に着けることが良いと言われています。アメジストは宝石としての魅力以外にも、パワーストーンとしての魅力もふんだんに秘めております。

まとめ

アメジストは古くから日本のみならず世界中の人々に愛され続けている宝石です。様々な逸話に登場したり、古い時代では権力者しか身に着けられなかったり、憧れの宝石の一つです。宝石として綺麗というだけではなく、パワーストーンとしての力の強く、恋愛に対して力を与えてくれたり、悪いことから守ってくれる力があるなど、とても強い力を与えてくれる石と言われています。

また、色味も紫色に限らず、数種類の色のアメジストが存在しており、その人の好みにあったアメジストを見つけることが出来るでしょう。このように、ロマンあふれて、宝石としても魅力的で、パワーストーンとしての力も強いのがアメジストの魅力です。

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